随分違う・・・

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草むらの中で撮影したしまちゃんのポートレート
何だか少しフワッとして柔らかな印象の1枚です
同じ場所でもう1枚

こちらはカチッとした印象のポートレートに仕上がっています
どちらも同じ場所同じレンズでピント位置もほぼ同じで撮ったカットなのですが
こうして並べると随分違った印象の写真です
同じレンズでどうしてこんなに印象が変わるのかといえば
設定した絞りの違いなのです
1枚目のカットをトリミングしてみると

しまちゃんのヒゲは滲んでいますしソフトフィルターをかけたような感じに見えます
次に2番目のカットを同じようにトリミングすると

こちらはスッキリしてシャープな仕上がりです
とても同じレンズで撮ったとは思えないような仕上がりですね
1枚目はソフトフィルターでも使ったの? そんな印象さえ受けますがそうではありません
1枚目は絞り開放のF1.2で2枚目はちょっと絞ったF2.5で撮影したものです
これは設計段階で意図的に諸収差を残して
ポートレート等で好まれるソフトな描写を目指したレンズの特徴で
こういったレンズでは開放から2段位絞ってやると収差が減ってシャープな描写になります
最近のレンズはデジタルカメラの高画素化と比例するように
大口径のレンズでも絞り開放からとてもシャープな描写のモノが主流なのですが
フィルムカメラが主流だった頃はポートレートで使われることの多い焦点距離のレンズの中には
開放付近でこのようにソフトな描写をするレンズも存在しました
絞り開放からシャープでハイコントラストな描写も素晴らしいのですが
こんなフワッとした描写も素敵ですよね

にゃんだか奥が深いにゃ・・・
MINOLTA New MD 50mm/1.2 F1.2 F2.5

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