
麒麟じゃなくてしまちゃんが来ます(笑)
ことしの大河ドラマ 麒麟が来る 始まりました
明智光秀は今まであまりドラマになっていなかったのでこの先の展開が楽しみです
視聴率もストーリーも好評で好調なスタートを切ったようですけど
聞いたところでは色がきつくて目が疲れる・・・なんて問い合わせもNHKに入ったとか
これに対してNHKは
当時の衣装は原色系が多く色が強いのでそれを忠実に再現したので云々・・・と返答している模様なのですが
そう指摘を受ける原因がそれだけなのかといえばそれはちょっと違うような・・・
オープニングのシーンの田園風景を見た時に
これはまた凄い色でちょっと目が疲れるな・・・と私は感じました
写真も動画も時代はフィルムからデジタルが主流に代わって随分経ちました
私も現在デジタルカメラしか使っていませんけど
RAWで撮影したデータを処理する際に一番気を遣うのが人肌や草木の緑の再現です
これらの色や質感の再現についてフィルムで写真を撮ってきた私にとって
デジタルのそれはそのままでは少々きつく不自然に感じられます
なので現像作業の中心は いかにして自然な雰囲気を再現するか ということになります
1枚目のしまちゃんが丘を下ってくるカットもそういった点に注意しながら仕上げたものです
こちらの写真も現像の際に彩度やコントラスト等をちょっと扱うと

こんな感じに仕上がります 麒麟が来る の雰囲気に近づきました
私にはちょっときつく感じられますがJPEGではカメラのモード設定によってはこういった雰囲気に仕上がりますし
メリハリが効いていてこちらの方が好みと思われる方もいらっしゃると思います
好みの問題ですから
どちらが良いかということを論じるつもりはありませんけど
本当はどんな色なの?
と改めて考えさせられます

かつてコダック社が販売していたコダクローム(PKR)というフィルムがありました
とても自然な発色をするフィルムで
カメラメーカー各社がレンズの色再現等を評価するにあたってコダクロームはその基準になっていました
コダクロームがなくなって久しいので今更そんな話も無意味なのですが
フィルム世代のフォトグラファーには色再現の基準として体に染みついていたりするものだったりして
デジタルを使う以上は全く同じにはならないにしても
如何にしてそういった仕上がりに近づけるかを考えながらRAW現像をします

そうは言っても
フィルム時代には存在した色の基準は昔話になってしまった感もありますので
基準のない時代に
自分なりの基準を持ち続けたい・・・なんてちょっと真面目な話を
麒麟が来るを観て考えてしまいました
最後にフィルム話でもう一つ
コニカ(現コニカミノルタ フィルムはもうやめてしまってます)から出ていた ママ撮って というフィルムがありました
名前からも分かる通りプロ用ではなくアマチュア用のフィルムで
家でママが子供撮影で使うことを想定したフィルムです
このフィルムはとても優しく自然な発色で人物撮影でプリントを必要とする時にはよく使いました
今日の話に興味のある方はコダクローム(PKR)とママ撮ってをググってみてください
Canon New FD 200mm/2.8 AF-S NIKKOR 200mm/2G EDVRⅡ
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