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ちょっとマニアックなレンズの話



MINOLTA G-ROKKOR 28mm/3.5

このレンズはレンジファインダーのフィルムカメラ用のレンズで

元々はミノルタの高級コンパクトフィルムカメラTC-1についていたレンズです

絞り開放からシャープかつ高コントラストで周辺光が落ちる独特な描写が評判を呼んだことから

レンジファインダーカメラ用に2000本限定で発売されたものです

フィルムカメラでは素晴らしい描写の広角レンズなのですがデジタルカメラではどうなのでしょうか

マウントアダプターを使ってα7Ⅱで試してみました

一眼レフ用のオールドレンズの場合RAWで色収差等を補正すれば大きな問題なく使えるのですが

レンズとフィルムまでの距離(フランジバックといいます)が短いレンジファインダーレンズの場合では

28mmより広い画角のレンズをフルサイズのデジタルカメラで使うと

画面の周辺でピントが流れたり色かぶりが起きたりと

フィルムカメラで使う時とはかなり違った、ちょっと残念な描写になってしまいます

_DSC7503_2015081816512758d.jpg

ただ上の2カットのように、アダプターのヘリコイドを目一杯繰り出して接写の状態にして

レンズの後玉とセンサーまでの距離が長くなった状態になると

画面周辺の色かぶりとピントの流れが減って、大きな問題なく使えるようです

レンジファインダーカメラに装着した時にはこんなに近寄れませんので

このレンズで接写をするのはアダプターを用いたデジタルならではの使い方なのですが

広角としてはボケも綺麗でとても良い描写です

_DSC7508.jpg

順番が逆になってしまいましたけど、このレンズを普通にデジタルカメラで使うとどうでしょうか

上のカットは木の上で寝ているゆきちゃんを撮ったものですが

残念ながら画面周辺の画像の流れが激しく、35mm程度の画角にトリミングをしないとちょっと厳しいですね

_DSC7516_201508181651285fd.jpg

接写前提ならシャープでボケも綺麗な28mmの広角として、遠景なら35mm程度の画角にトリミングすることを前提に・・・

という少し変わった使い方にはなりますけど、これならデジタルカメラでもいけそうです

デジタルカメラのセンサーもCCDからCMOSになり、今は裏面照射型CMOSに進化しつつあります

その裏面照射型COMSを採用したα7RⅡでは、28mmでも画面の隅までかなり良い描写が得られるみたいですし

そういった意味ではデジタルカメラはまだまだ発展途上ということなのでしょうね


MINOLTA G-ROKKOR 28mm/3.5 SONY α7Ⅱ   F5.6~8  ISO250~1600  RAW


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コメント

No title

2000本とは、貴重なレンズですね
28mmという画角は、ついつい風景に使ってしまいがちですが
アダプタのヘリコイドを使って寄って撮ると、また違った味わいがあっていいですね
周辺の減光は自分の場合、味ということにしています。

Re: No title

yoshiyashi様

世界中で2000本ですから、仰るようにそれなりに貴重品です(笑)
ただフィルムカメラのレンジファインダー用広角レンズの場合は
ご存知のようにデジタルカメラではその性能を100%発揮出来ません
接写で使うのは苦肉の策ですが、後玉がセンサー面から離れる事によって
周辺の色かぶりや流れがここまで軽減するとは思っていませんでしたから
嬉しい誤算です
フルサイズの裏綿照射型CMOSはまだ始まったばかりですが、今後主流となっていく
センサーなのは間違いないでしょうから、今後が楽しみです
でも、このレンズはフィルムカメラで使うのがベストでしょうね

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猫を撮り続けて四半世紀。
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